manabieeたいしんの活動目的

 

背景

 白河市大信地区(旧大信村)は、平成17年に表郷地区(旧表郷村)、東地区(旧東村)と共に、白河市に合併となりました。大信地区は旧3村の中でも最も人口が少なく、令和元年には人口が4,000人を切っています。

 当然のことながら人口の減少と共に子供の人口も減少しています。地区内の小中学生の数は平成17年当時の440人から令和4年の現在では269人まで減少しています。

 地区内には3つの小学校がありましたが、児童数減少により、令和4年4月より3校が統合し、大信小学校が開校しました。

 

 

課題

①学びの機会の確保

 児童・生徒数が少なければそれだけ教育を手厚く受けられるという考え方もある一方で、学校外での学びの機会には課題があります。

 大信地区には塾や習い事を受けられる環境が少なく、旧白河市内や他町村の塾を利用する人が大半となっています。 通塾に公共交通機関の活用も難しく、その多くは家族の送迎によって成立しています。

 子供たちにこんなことを習わせたい、経験させたいという想いはあっても、送迎がネックとなりあきらめざるを得ない家庭もあります。

 送迎がむずかしいのであれば、送迎の必要がない地区内で塾や習い事のようなことが自分たちの手で出来ないか? と考えたことがこの事業のスタートです。

 

②郷土愛を育てる

 今は大信が大好きな子供たちも、成長するにつれて「何もない」「不便」などのマイナスの面が見えてくることもあるでしょう。

 子供たちが成長したときに、「何もない寂しいふるさと」ではななく、「身近に楽しいことがあふれた魅力あるふるさと」と思ってもらえるような地域づくりをしていくことが、私たち大人の役割と考えています。

 子供たちが楽しい学びや体験の機会に恵まれる環境を整備し、様々な活動を通して郷土愛をを育てていくことが私たちの課題です。

 

 

事業の目的・目標

1.地区内の小中学生が学ぶ(学習する・体験する)機会を設けることで以下の3つを実現することを目的とします。

 

①子供たちに学ぶことの楽しさを知ってもらう。

②子供たちがメディアやゲームから離れて学習する習慣を身に着ける。

③保護者にとって負荷なく、安心できる環境で子供たちの学びをサポートする。

 

2.活動を継続していくことで、大信地区が次のような地区になることを目標としています。

 

①子供たちにとって、たくさんの学びや体験やにあふれた楽しい・わくわくするような地区になること。

②保護者にとって、子育てがしやすい地区になること。

③地域の大人たちが、地域全体で子供たちを育てていくという意識を持つこと。

④地区外の人から見て、教育活動が活発で魅力的な地区になること。

 

以上のことを目的・目標とし、少しずつではありますが、活動を広げ継続していきたいと思います。